グルコサミン、コンドロイチンの原料ってなに?
グルコサミン、コンドロイチンについて調べてみました。
グルコサミンとは?
グルコサミンは体内で合成されるアミノ酸の一種で、ブドウ糖とグルタミンというアミノ酸から作られます。 関節軟骨の構成成分であるコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸は、このグルコサミンから生成されるため、いわば関節軟骨の形成原料といえます。
軟骨が不足すると、関節を動かすたびに痛んだり、炎症を起こしたりする原因となります。年を取ると軟骨の生成がおいつかなくなり、関節の痛みを感じることがあります。
グルコサミンには変形性関節症や関節炎などにおいて関節軟骨を修復するほか、グルコサミンには痛みを緩和する抗炎症作用という効果もあります。
ところが、グルコサミンは、エビやカニ、ロブスターなどの甲殻類の外殻に含まれているキチン質から抽出されるため、通常の食事だけでは十分な量が摂れません。サプリメント等で効率よく補うのが良いでしょう。
エビ・カニのキチン質を塩酸で加水分解して単離、精製したものがグルコサミン塩酸塩です。したがって甲殻類のアレルギーのある方はグルコサミンの摂取は控えましょう。
含有量について
グルコサミン
関節炎を改善させるためには1日1500mgの摂取が必要とされています。 さらに細かく見ていくとグルコサミンには2種類の加工方法があります。
です。
グルコサミン塩酸1,500mg 中には1,246mg の純グルコサミンが含有されているのに対し、グルコサミン硫酸1,500mg には938mgの純グルコサミンが含有されています。
こうして数字の上だけでみますと1,500mgという同量のグルコサミンを1日の摂取量とすると、塩酸構造のグルコサミンの方が硫酸構造よりも多くグルコサミン自体を摂取できるがことになります。
コンドロイチン
サプリメントの表示を見ると2種類の表示があります。
- コンドロイチンを含むサメ軟骨抽出物
- コンドロイチン硫酸
「コンドロイチンを含むサメ軟骨抽出物」の中に含まれる純粋なコンドロイチンの量は10%~15%と言われています。 関節痛を改善させるためには1日1200mgのコンドロイチンが必要とされています。 したがって「コンドロイチンを含むサメ軟骨抽出物」の場合には 1日12,000mg~8000mgの摂取が必要になります。