関節炎対策

グルコサミンコンドロイチンの必要摂取量とは?

グルコサミン・コンドロイチン含有量のなぞ

●充分なグルコサミン、コンドロイチンを含んだ商品は市場にほとんどない。
コンシューマー ラボ(消費者に代わって健康食品などの成分を分析するところ)という第3者調査機関があります。
先日、その日本支社が日本の11のメーカーのグルコサミン、コンドロイチンの含有量を調べたところまともな含有量のメーカーがほとんどなかったという結果を発表しました。 ペット向けのグルコサミン、コンドロイチンの方が含有量の多い商品があったとは寂しい限りです。

日本のメーカーのグルコサミン、コンドロイチンの検証結果内容

コンシューマーレポートの実施した11の日本のメーカーのグルコサミン、コンドロイチンの検証結果内容は

  • コンドロイチンに関して満足できる製品はなし
  • コンドロイチン含有と表示しながら含有ゼロ、もしくは表示より少なかったメーカー2社
  • ほとんどの製品においてグルコサミン含有量は「効果が期待できる」とされる1200mg~1500mgの 含有がありました。しかし、コンドロイチンについては多くの臨床治験で立証されている適量800~1,200 mgを満たす含有量をもつ製品はありませんでした。

コンドロイチン・グルコサミン成分表記のなぞ

●コンドロイチンの含有量表示を曖昧にしているメーカーが多い。
サメ軟骨抽出XXXmg(コンドロイチン含有)・・・曖昧な表示。これでは実際にコンドロイチンが何mg入っているか不明。
本来は コンドロイチンXXXmgと表示してほしいですね。

 

では純粋なコンドロイチン硫酸はどのくらい入っていると考えられるのでしょうか?


コンシューマーラボのレポートによると、純粋なコンドロイチン硫酸の量は通常「コンドロイチンを含むサメ軟骨抽出物」の量の10%~15%との事です。

したがってコンドロイチンを含むサメ軟骨抽出物800mgという表示の場合に、実際のコンドロイチンの含有量は80mg~120mgという事になります。
コンシューマーラボ日本支社でいくつかのメーカーの成分を分析したところ「コンドロイチンを含むサメ軟骨抽出物」の量のうちコンドロイチンの成分が10%未満のメーカーもあったと報告されています。

 

ちなみにサントリーの場合


コンドロイチン含有サメ軟骨粉末300mgの中にコンドロイチン硫酸は29.4mgしか入っていないという実験結果が出ています。
通常、関節炎を改善するのに必要とされている1200mgの3%未満というさびしい含有量です。 曖昧な表示のメーカーに対しては「コンドロイチン硫酸は何mg入っていますか?」と問い合わせて確認しておいた方が良いです。

 

 

グルコサミン含有量、コンドロイチンの含有量まとめランキング

Copyright(c) 2013 Copyright (C) 2011 All Rights Reserved.